強風でいわきの神社やぐら倒壊 東北新幹線・架線にビニール片

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 いわき市好間町の愛宕神社にある県指定重要文化財の銅鐘がついたやぐらが、強風の影響で倒壊していたことが20日、分かった。市によると目視では銅鐘に被害はなく、今後詳しく状態を調べるという。

 同日午前9時ごろ付近の住民が倒壊に気付き、市に連絡した。今後の対応は銅鐘を所有する川中子区が対応するという。銅鐘は1747(延享4)年に平の鋳物師によって造られ、1985(昭和60)年に県指定重要文化財に指定された。

 また同日午前8時20分ごろ、白河市の東北新幹線新白河―郡山間の上り架線に、ビニール片が絡まっているのが見つかった。JR東日本は撤去作業のため東京―盛岡間の上下線で一時運転を見合わせた。県内では上下線計24本が最大81分遅れ、約1万3000人に影響した。

 県がまとめた強風被害(20日午前1時7分時点、最終報)によると、郡山市のゴルフ場で50代の男性1人が転倒して左脚骨折の重傷を負った。

 このほか住宅29棟が一部破損、公共施設など30棟にも被害が出た。郡山、本宮、相馬、いわき、大熊5市町で最大計2521戸が停電。南相馬、本宮、大玉3市村の3世帯5人が一時、公共施設などに自主避難した。

 交通関係では東北新幹線や東北線、常磐線などが運休した。浅川町の国道118号は倒木の影響で片側通行となったほか、いわき市の国道6号バイパスも通行止めとなった。