商業施設「浜風きらら」オープン いわき・久之浜、9事業者入居

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浜風きららのオープンを祝い、テープカットする関係者ら=いわき市久之浜町久之浜

 東日本大震災の津波や火災で被害を受けたいわき市久之浜町に20日、飲食店などが入居する商業施設「浜風きらら」がオープンした。飲食店や美容室が入居し、地域のにぎわい創出の拠点を担う。

 久之浜町では、津波で多くの店舗が被災。地域の購買を支えるため、久之浜一小の校庭の一部を利用して2011(平成23)年9月、仮設商店街「浜風商店街」がつくられた。浜風きららは恒久的な施設として計画され、久之浜町商工会を含む計9事業者が入居した。

 落成式典では、施設を整備した地元の被災事業者らでつくるまちづくり会社「浜風きらら」の高木重行社長が「未来への希望の懸け橋になる施設を目指してテナント一同、一生懸命頑張りたい」とあいさつ。出店テナントを代表して「和食処とのがみ」店主の新妻篤さん(43)が「人々の交流が生まれ、会話する声が広がる場にしたい」と各テナント代表者の思いを代弁し、清水敏男市長らとともにテープカットした。

 浜風きららに訪れた吉原勝枝さん(74)は「(被災した)久之浜に人が集まる場所ができるのは、地域の希望にもなり、楽しみも増える」と喜んだ。

 震災の津波で美容室の店舗と自宅を失い、浜風きららで新店舗をスタートさせた美容室「COCO&WOW(ココ・アンド・ワオ)」オーナー遠藤公子さん(61)は「顔なじみの人たちとまた会えるのはうれしい」と約6年ぶりの地元での開店を喜んだ。

 浜風きららはオープン記念祭を23、29、30日の3日間、いわき市久之浜町の同商業施設で開く。問い合わせは、久之浜商工会内の浜風きらら商店会へ。