集客へ商品充実 道の駅ばんだい、薬師如来坐像置物など販売へ

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新たに販売される慧日寺薬師如来坐像の置物

 福島県磐梯町の道の駅ばんだいは、同町の慧日寺(えにちじ)の薬師如来坐像にちなんだ商品や、町の姉妹都市があるカナダの物産販売を始める。行楽シーズンに向けて、近隣の道の駅との差別化を図り、集客アップを目指す。

 「ばんだい」は観光客が年間100万人以上訪れる人気の道の駅。同じ名前を持つバンダイの玩具や、町と交流のある青森県むつ市の海の幸を扱うなど独自の商品で集客してきたが、近年、湯川村に道の駅あいづ、猪苗代町に道の駅猪苗代が開業し、注目の道の駅に東西で挟まれる形となった。

 ライバルと渡り合うため、「ばんだい」はさらなる町の個性を打ち出そうと、慧日寺に注目。史跡慧日寺跡金堂に展示するため東京芸大が制作している薬師如来坐像を、18分の1サイズのミニチュア(高さ10・5センチ)にし新商品として月内にも発売する。

 同大が作成した立体図と写真をもとに富山県の企業が青銅製の鋳物として作った。同町の国指定重要文化財、白銅三鈷杵(はくどうさんこしょ)の縮小複製も販売する。

 また、23日からは姉妹都市30年目を迎えるカナダ・オリバー市との経済交流として、ワインやメープルシロップ、菓子など同国の物産品も販売する。

 斎藤治仁駅長は「自治体ごとに道の駅がある"戦国時代"。観光客の目は肥えている。商品に町らしい物語があれば、興味を持ってもらえる」と話している。

 町は本年度、町産薬草で作った6次化商品を道の駅で販売する計画も進める。五十嵐源市町長は「商品によって慧日寺や道の駅が結ばれていく。町内の観光が点から線に発展してほしい」と期待を込めた。

 問い合わせは道の駅ばんだい(電話0242・74・1091)へ。