会津産の野生キノコ・山菜出荷停止解除 原発事故後、県内で初

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 政府は24日、西会津町のナメコと会津美里町のムキタケについて、3年間の放射性物質検査で国の食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を安定して下回ったとして、東京電力福島第1原発事故に伴う出荷停止指示を解除した。

 原発事故後、県内産の野生のキノコと山菜で出荷停止指示が解除されたのは初めて。

 県によると、野生のキノコと山菜の出荷停止の解除は、放射性物質の吸収抑制対策など生産管理できるコメや野菜よりも厳しい3年間の検査で判断される。

 両町ともに2014(平成26)年から2年間の事前検査(5点以上)で放射性セシウムの濃度が安定して低減していることが確認されたため、16年の最終検査で60点以上を検査し、解除の要件を満たした。

 解除後の出荷管理体制としては、採取シーズンの初期に3点以上を検査し、基準値以下であることを確認して出荷される。出荷期間中は1週間に1回程度、検査する。

 西会津町のナメコ、会津美里町のムキタケともに震災前は直売所や地元旅館などに流通していたとみられる。県は「貴重な山の恵みであるキノコの出荷停止解除が地域活性化につながれば」(林業振興課)と期待する。