公立全小中学校で新聞活用 会津若松市、学力や読解力向上へ

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授業で新聞をじっくりと読み込む児童=謹教小

 会津若松市は市内の公立小中学校全30校で、学校の授業に福島民友新聞など地元紙を積極的に取り入れる新事業を始める。教育現場で新聞を活用しながら、児童や生徒の学力、読解力の向上を図る。

 市教委が進めている「あいづっこ学力向上推進事業」の一環で、本年度から事業内容を拡充させ、新事業として盛り込んだ。5月1日から各校に新聞1部を届け、新聞を活用したさまざまな授業を展開させる。市教委は「新聞を通してさまざまな社会事象を学び、広い視野を持ってほしい」と期待を込める。

 同市の謹教小は昨年度から、新聞の活用に力を入れている。同校では新聞を購読している家庭が6割程度で年々減少傾向にあり、児童が新聞を読む経験が少ない。そのため「新聞に親しむ」ことを目標にし、4~6年生の教育活動で積極的に活用した。

 取り組みとしては投書欄やイラストコーナーへの投稿、朝に新聞を読む時間の設定、気になった新聞記事を使った感想文やスピーチなどを実践した。

 小林一裕校長は「新聞の活用で児童の読解力や思考力、表現力の育成につながった」とし、「今後は授業の狙いに応じて活用をさらに工夫したい」と語った。