「福島丸」新造船11月完成へ 総トン数665トン、宮城・石巻で着工

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 福島県教委が本年度中の完成を目指す、本県唯一の練習船「福島丸」の新造船の起工式が25日までに、宮城県石巻市の造船会社で行われ、本格的な建造が始まった。11月の完成を目指す。

 新造船は、全長63.8メートル、幅10メートル、総トン数は665トンで現在の福島丸よりも一回り大きくなるという。

 大型にすることで、生徒の部屋を海面よりも高い位置に設置し、安全が確保されるようになる。また、増加傾向にある女性生徒用の部屋や風呂などを新設する。

 建造は石巻市のヤマニシが手掛ける。7月に同市で新造船の進水式を行い、11月には小名浜港で完成式が行われる予定。

 いわき海星高専攻科の学生や乗組員が、不具合などを確認する習熟航海を行い、2018(平成30)年4月から、海技士の資格取得を目指す、同校生徒たちの実習で使用される見込み。

 現在の福島丸は5代目で、1998(平成10)年の就航以来、約19年間、同校の遠洋航海実習などで使用されてきた。4月27日開始予定の、本年度1回目の実習を最後に遠洋航海の場から退き、売却される予定。5代目は配管をはじめ、各所が老朽化し、県が新調を決めた。