東北電力が減収減益 3月期決算、純利益は4年連続黒字

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 東北電力は27日、2017(平成29)年3月期連結決算を発表した。売上高は1兆9495億円(前年比7.0%減)、経常利益は1047億円(同31.4%減)、純利益は699億円(同28.1%減)で減収減益となった。黒字決算は4年連続。原田宏哉社長が同日、仙台市で会見し説明した。

 収益面で販売電力量や燃料費調整額が減って電灯・電力料が減少、費用面で退職給付債務の算定に用いる割引率の低下などにより退職給付費用が増加したことなどが減収減益の要因となった。一方、昨年7月に開始した新仙台火力発電所3号系列の全量運転で100億円程度の燃料費が削減されるなど、経費の効率化で黒字を維持した。

 原田社長は「中長期的に効果が持続する構造的なコスト削減をさらに推し進めるとともに、安全を最優先に原発の再稼働に取り組み、収益基盤の安定化に努めたい」とした。

 期末配当は1株当たり20円を予定。18年3月期連結業績は、売上高は燃料費調整額の増加で前年度比6.2%増の2兆700億円程度と予測。経常利益は燃料費調整制度による時間差の影響などで同比14.0%減となる900億円程度を見込んでいる。純利益は同比14.2%減の600億円程度。