大堀相馬焼・陶吉郎窯の再起賭け 近藤さん親子、いわきで作品展

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
6年ぶりの作品展でいわき市での再起をアピールする学さん(左)、賢さん

 東京電力福島第1原発事故で浪江町からいわき市に避難し、作陶に取り組む大堀相馬焼・陶吉郎窯(とうきちろうがま)の陶芸家近藤学さん(63)と長男賢さん(36)による作品展「父子展」は29日、避難先の同市江畑町の仮の工房で始まった。5月7日まで。

 父子展は、東日本大震災の発生前は定期的に開いていたが、震災後は初めて。2人は、大堀相馬焼の産地である同町以外に本格的な拠点を構えることに葛藤を抱えながらも、再起を賭け同市四倉町に新工房を建設中。6年ぶりとなる父子展で、同市を拠点に活動することを広くアピールする。

 会場では、新作の食器や公募展の入選作品など約500点を展示・販売している。

 学さんは、2013(平成25)年に日本現代工業美術展でNHK会長賞、賢さんは、14年の同展で現代工芸大賞をそれぞれ受賞。今回は両受賞作品を見ることができる。会場には多くの来場者が訪れ、熟練の技で作られた陶芸作品に見入っている。

 時間は午前9時~午後6時。場所は同市江畑町塙72の30。