18歳・山﨑亮汰さん『感謝のピアノ』 古里・郡山でリサイタル

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表現力豊かな演奏を披露し、聴衆を魅了した山﨑さん=郡山市中央公民館

 ジュニア世代の音楽家の登竜門とされる米国でのトーマス&エボン・クーパー国際コンクール(昨年7月)のピアノ部門で、日本人初優勝を飾った山﨑亮汰さん(18)=桐朋学園大1年、安積黎明高卒=のピアノリサイタルは30日、郡山市中央公民館で開かれた。約500人の聴衆が山﨑さんの繊細なメロディーに聞き入った。福島民友新聞社の主催、郡山文化協会の共催、同市と同市教委の後援、星総合病院、西部自動車学校、県商工信用組合、福島トヨペットの協賛。

 世界の舞台を目指す山﨑さんは今年3月の高校卒業を機に、古里・郡山への感謝を伝えようと、今回のリサイタルでソロ演奏を披露した。郡山文化協会の大槻順一会長とのトークに続き、山﨑さんはドビュッシーの「ベルガマスク組曲(プレリュード、メヌエット、月の光、パスピエ)」などを情感たっぷりに奏で、聴衆を魅了した。アンコールではモーツァルトの「ピアノソナタ第2楽章」が披露された。

 山﨑さん「ピアノ、会場と一体になれた」

 「地元のお客さんのパワーで、ピアノ、そして会場と一体になれた」。郡山市中央公民館で30日に開かれた山﨑亮汰さんのピアノリサイタル。県内で初めて披露された、将来を嘱望される若きピアニストの演奏に、聴衆から鳴りやまない拍手が降り注がれた。

 しなやかな指使いと、世界で認められた豊かな表現力で会場を熱気に包んだ。「地元で成長した姿を見せたかった」と山﨑さん。難曲とされるリストの「ピアノソナタ・ロ短調」にも挑み「ベストを尽くせた。会場の雰囲気に興奮した」と地元のステージに立った喜びに浸った。

 カーテンコール後も続いた拍手は、聴衆の感動の大きさを物語っていた。ピアノを習う郡山市の吉村風香さん(18)=あさか開成高3年=は「これまで動画でしか見たことがなかったが、生で聴いて鳥肌が立った」と興奮冷めやまぬ表情。「(同世代の活躍を刺激に)もっと練習を頑張りたい」と力を込めた。