アワビ・ウニ漁開始 「ともに品質良い」、福島・いわきで試験操業

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試験操業で採れたアワビとウニを手に取る鈴木会長(左)=1日午前、いわき市平薄磯

 福島県いわき市沿岸部で1日、いわき市漁協によるアワビ、ウニの今シーズン初となる試験操業が行われた。薄磯、豊間、沼ノ内、久之浜の4地区でアワビ漁が行われ、薄磯ではウニも漁獲された。

 キタムラサキウニ、アワビ漁が同じ日に開始されるのは東日本大震災後初めて。小名浜機船底曳網漁協関係者も参加し、アワビ計95個、ウニ約20キロを採った。

 薄磯地区では同日午前6時ごろ、薄磯採鮑(さいぼう)組合の漁業者らが集まり、操業を開始。3人が素潜り漁でアワビ約20個、ウニ約20キロを採った。

 県鮑(あわび)雲丹(うに)増殖協議会の鈴木一好会長は「ウニの実入りは平年並みで、アワビも肉付きが良く、ともに品質が良い」と評価。「震災前と比べてまだまだ漁獲量は少ないが、試験操業を続けることが希望につながる」と話した。

 同日の放射性物質検査では、漁獲物全てで検出限界値未満だった。ウニは同市小名浜の加工場で47個の「貝焼き」に調理され、アワビとともにいわき仲買組合に引き渡された。

 アワビ漁の試験操業は4年目。9月末まで週1回操業する。1日の目標漁獲量は昨年の約70個から100個以上としている。3年目のウニ漁も操業回数と漁獲量を増やし、週3回の操業で1日約20キロを目指す。