脳疾患センター外来診療開始 医療体制強化、福島医大付属病院

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記者会見する斎藤病院長(左)と宇川センター長

 脳の病気に関わる診療科を統合した「脳疾患センター」が1日、福島市の福島医大付属病院で外来診療を開始した。病院長らが同日県庁で記者会見し、脳血管障害と認知症・てんかん、再生医療の3分野の医療体制を強化したことを明らかにするとともに、県民の健康長寿に貢献していく決意を語った。

 同センターは神経内科と脳神経外科のほか、心身医療科の一部を統合。脳の病気の患者にとってどの診療科を受診すべきか迷わなくて済み、早期に医療を受けられるメリットがある。

 センターは高齢化社会の進展に伴い患者が増加している3分野の体制を強化するため、各分野に1人ずつ新たに専門の医師を採用した。

 脳血管障害分野では、急性期に脳梗塞の原因となる血栓を薬で溶かす「t―PA静注療法」などを手掛ける。

 認知症・てんかん分野では、認知症の早期診断につながるPET(陽電子放射断層撮影)―MRI(磁気共鳴画像装置)画像診断の研究を担う。再生医療分野では会津中央病院(会津若松市)と連携し、脳梗塞の治療などを目的に自分の脂肪細胞から幹細胞を作り出す再生医療の研究に取り組む。

 記者会見には斎藤清病院長や宇川義一脳疾患センター長らが出席。斎藤病院長は「県民に分かりやすい体制となった。県民の健康長寿を目指していきたい」と意欲を語った。