若松市消防団に「民友旗」 住民参加型の防災訓練など活動評価

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「民友旗」の本年度受賞団体に決まった会津若松市消防団

 県内消防団最高の栄誉とされる「民友旗」の本年度受賞団体が3日、会津若松市消防団(岩渕仁一団長)に決まった。住民参加による防災訓練や団員確保などに積極的に取り組み、地域の安全・安心に大きく貢献している活動が評価された。6月3日に本宮市のしらさわカルチャーセンターで開かれる第70回県消防大会で民友旗を受ける。

 会津若松市消防団の前身は1939(昭和14)年に発足の若松市警防団。47年12月に現在の名称になった。19分団1338人(4月1日時点)が火災予防に向け献身的な活動を続けている。民友旗の受賞は初。

 市が実施している林野火災防ぎょ訓練には2001年から参加。住民が火災予防を意識できるよう、入山者の避難誘導を取り入れるなど訓練の企画、実践で中心的な役割を担う。幹部の資質向上を図るため、毎年複数の団員が県消防学校に入校している。

 団員確保に向けては、15年4月から飲食店で割引などが受けられる優遇制度を創設。約15店舗が参加し、活動を応援している。

 会社勤務で日中の火災に参集できる団員が少ない課題を解決するため、団員OBが有事に駆け付ける「機能別消防団制度」も導入。女性消防団員の積極的な勧誘にも力を入れている。

 集中豪雨や台風災害の際は全分団が緊急出動。警察署と連携して行方不明者を捜索するなど地域での存在価値は大きく、警察署からの感謝状も多く受けている。初期消火や人命救助の迅速化も徹底。08、09両年は89年以来20年ぶりに2年連続で火災の死者がゼロとなった。

 民友旗は福島民友新聞社が1956(昭和31)年から、地域の安全を守る優良消防団を顕彰、県民の防火意識の高揚を目的に贈呈している