浪江の山林火災を鎮圧、発生8日目で 7日も消火活動継続

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 原発事故で帰還困難区域になっている浪江町井手の十万山で4月29日に発生した山林火災は8日目の6日、火の勢いが収まり、現地対策本部長の馬場有浪江町長が、火災を鎮圧したと発表した。県や陸上自衛隊、双葉消防本部などは、鎮火に向け7日早朝から火がくすぶっている場所がないか確認するなど消火活動を続ける。焼失面積は推定で約50ヘクタールを超えるとみられる。

 6日夕、馬場町長と双葉町の伊沢史朗町長、双葉消防本部の大和田仁消防長がヘリで現場上空を視察。火や白煙が上空から確認できず、赤外線カメラからも熱源が見つからなかったため、鎮圧状態と判断した。

 火災が8日間にわたり続いたことについて、同消防本部などは風の強い日が続いたことや、火災現場が厚い腐葉土に覆われ、火種が地中深くでくすぶったことなどが要因としている。

 6日は陸自のヘリによる放水のほか、陸自や県内各消防本部などでつくる地上部隊約590人で消火活動を展開した。県によると、火災現場周辺の空間放射線量に大きな変動はなかった。