福島県産米おにぎり好評 衆議院別館に専門店

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「いわきのおいしいコメをもっと食べてほしい」と話す田中社長

 福島県いわき市の食品加工会社「たふぃあ」が国会議事堂の衆議院第1別館で運営する店舗「おむすび処 笑いーと」のおにぎりが議員や職員の間で評判だ。

 使っているのはいわき市産コシヒカリ。田中順子社長(41)は「おいしい福島のコメを食べてほしい」と日本の政治の中枢で県産農産物の魅力発信に力を注ぐ。

 「小さなころから農家になるのが夢」と話す田中社長。農業を志したが、まずはコメを消費してもらえるようにするのが先と2007(平成19)年に同社を設立、米粉の麺やカレールーなどを製造・販売している。

 「もっと福島の農産物を発信したい」と試行錯誤する中で原発事故が起きた。衆議院でのおにぎり店の出店募集を聞き、「風評被害を受ける県産品を国の中心で応援してもらおう」と駄目もとで応募したという。見事出店が決まり、13年4月に「おむすび処 笑いーと」を開店した。

 店にはサケやめんたいこなどの定番から、梅クリームチーズといった変わり種まで常時20種類ほどの手作りのおにぎりが並び、丼物や総菜も提供している。店は関係者しか利用できないため、田中社長は「県内でも飲食店を開きたい。コメも作りたいし、食品加工品の工房も持ちたい。やりたいことだらけ」と話す。