伝統技法『会津塗』真空管アンプ MEMOテクノスが国内販売開始

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会津塗の技術を活用した真空管アンプ

 音響システムの開発・設計を手掛けるMEMOテクノス(神奈川県相模原市)は8日までに、会津塗の伝統技法を生かし、芸術的な外観に仕上げた会津塗真空管アンプ「彩―AYA―」の国内販売を開始した。これまでは海外の富裕層向けに販売してきた。

 彩―AYA―は、伝統工芸の活性化と、日本のものづくりの力を国内外に発信するため、社内の女性プロジェクトチームが中心になり企画・製品化された。女性が持つ美の感性がふんだんに盛り込まれた、従来の真空管アンプのイメージを根底から覆すデザインとなった。

 本体、球体の真空管とも木製で、アンプ本体は会津若松市で会津塗を手掛けていた職人が黒色鏡面に仕上げた。蒔絵(まきえ)職人が貝殻の内側を使った繊細な螺鈿細工で桜を施してさらにインテリア性を高め、オーディオ機器ながら「観賞」という新たな楽しみ方を提案した。

 神奈川県のなでしこブランド認定を機に問い合わせも増えたため生産体制を強化し、近年女性ファンが増加している国内オーディオ市場に参入したという。

 注文を受けてからの手作りのため納期は約3カ月待ちという。