空間線量、大きな変動なし 浪江の山林火災、県が測定値公開

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放射線モニタリングポスト

 浪江町の十万山での火災発生以降、県は現場周辺の放射線量の監視を強化しているが、8日現在、火災前に比べ「大きな変動はない」とみている。県は放射線量の測定結果をウェブサイトで公開している。

 放射線監視装置(モニタリングポスト)による調査では、十万山の山頂から北東に約2.5キロの老人ホーム「やすらぎ荘」(浪江町)と、南東に約3.5キロの石熊公民館(双葉町)、南に約4キロの野上一区地区集会所(大熊町)、東に約4キロの寺松公民館(双葉町)の監視を強化。このうち十万山に最も近い「やすらぎ荘」の空間線量は、火災前と同程度の毎時9マイクロシーベルト前後で推移している。

 また県は1日以降、大気中のちりなどを採取して放射性セシウム濃度を測る機器を、やすらぎ荘と石熊公民館、野上一区地区集会所に設置。1立方メートル当たりのセシウム137は最大1.97ミリベクレルを検出したが、県は「東京電力福島第1原発周辺で過去2年間に検出された数値の範囲内にとどまっている」との見方だ。

 セシウム134は3地点とも検出下限値未満。5日からは十万山に近い3地点に放射線監視装置を新設、数値に大きな変動はないとしている。

 県は監視を継続し、専門家の知見を得た上で火災による影響の有無を判断する

 ウェブサイトのアドレスはhttp://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-kukan-monitoring.html