「がんペプチド」治験へ 福島医大病院、再発防止に期待

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 福島医大病院は8日、肺がん患者に人工的に作った「がんペプチド(ペプチドワクチン)」を投与することでがん細胞への免疫力を高め、がんの再発を抑えるがん治療法の治験を始めると発表した。

 ペプチドワクチンを使った治療法は、がんの進行が早かったり、がん細胞が体内に多数存在するために通常の免疫機能ではがんを取り除くことが難しいケースに対し、人工的なワクチンで体の免疫機能を強化する治療法で、抗がん剤などに比べて副作用も少ないことからがんの進行や再発を防ぐ新たな治療法として期待されている。

 治験は、同病院のほか、東大医科学研究所付属病院、国立がん研究センター東病院、神奈川県立がんセンター、滋賀医大付属病院と5施設共同の研究グループで行う予定で計60症例の治験を計画。

 福島医大病院では肺がんの手術でがんを完全に切除した患者の同意を得た上で治験を実施し、ワクチンを約2年間皮下投与し、がんの再発防止への効果などを検証する。