『複数要因で鎮火遅れ』 浪江の山林火災で内堀福島県知事

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 内堀雅雄知事は8日の定例会見で、浪江町の十万山火災について「複数の要因で鎮火にかなり時間を要している」と述べ、山火事の消火活動の難しさを語った。

 火災を確認したのが4月29日の夕方だったため、初期消火活動が非常に難しかったと指摘。その後、強風の日が続いて空気も乾燥したほか、厚く堆積した腐葉土の中に熱がこもり、鎮圧を妨げたとした。

 また、十万山は険しく、隊員の安全を確保しながら現場に近づく必要があったが、進入路となる登山道や林道は帰還困難区域で十分な管理ができていなかった。

 火災現場近くに川などの水源がなかったことも、消火活動を難しくした要因だと述べた。

 鎮圧状態となった現在は、上空から自衛隊のヘリコプターが赤外線カメラで熱源を特定、自衛隊員や消防署員らが「地上隊」として熱源に向かい、集中的に消火活動を続けている。