経費の私的流用で懲戒解雇 50代執行役員、三島の第三セクター

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 福島県三島町が100%出資する第三セクターの農業法人「桐の里産業」(社長・矢沢源成三島町長)の50代の執行役員男性が、2015(平成27)~16年に、会社の経費で私用車の車検代を支払うなど私的流用をしていたことが9日、町への取材で分かった。

 町によると、私的流用は少なくとも約10件で約80万円あり、実態が疑われる残業代などを含め約200万円の弁済を求めるという。

 男性は福島民友新聞社の取材に対し、私的流用を認め「手元にお金がない時に使ってしまった。町と相談して弁済していきたい」と話した。

 町は詳しい調査を進めていて、弁済状況を踏まえ、刑事告訴を検討する方針。同社は4月28日付で男性を懲戒解雇処分とした。

 町によると、男性は私用車の車検代のほか、自身の住民税を「消耗品」として計上し処理するなどしていた。

 また、社内規則を超える残業代を計上したり、タイムカードを手書きで記入することがあったという。

 男性は大阪府出身で、会津若松市で農業研修組織の職員として働いていた経験を買われて同社に採用され、会計処理を担当する執行役員を務めていた。

 同社は、高齢化などを理由に作付けできなくなった町内の田んぼや畑で、委託を受けてコメや野菜を作っている。