環境省職員が「除染収賄」起訴内容認める 福島地裁・初公判

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 浪江町の除染を巡る贈収賄事件で、収賄の罪に問われた南相馬市、環境省福島環境再生事務所職員鈴木雄二被告(57)=の初公判は11日、福島地裁(宮田祥次裁判長)で開かれ、鈴木被告は起訴内容を認めた。次回公判は6月1日午後1時30分から。

 検察側は冒頭陳述で、鈴木被告が除染業者の選定などで強い権限を持っていたと指摘。さらに、富山県の企業が除染に参入できるよう、作業員の知人を介して口利きを求められ、自らこの企業の元社長男性(63)と面会し口利きを約束、見返りに飲食代などの接待を受けたとした。

 起訴状によると、鈴木被告は元請けの特定建設工事共同企業体(JV)にこの企業を推奨するなど便宜を図った見返りとして、南相馬市の飲食店など14カ所で計約20万6000円相当の宿泊や飲食の接待のほか、現金約2万5000円を受けた、としている。

 県警によると、原発事故の除染を巡る全国初の贈収賄事件。