福島民友新聞社の竹内次長が時事解説 桜の聖母短大で初回講座

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グローバリズムとナショナリズムをテーマに話す竹内次長

 桜の聖母生涯学習センターの開放講座「ニュースの胃薬~すっきり時事解説」が12日、福島市の桜の聖母短大で始まった。福島民友新聞社の竹内真人編集局次長が講師を務め、4、5月に行われた仏大統領選や3月のオランダ下院選を題材に、世界各地で起きているナショナリズム(国家主義)の台頭について解説した。

 ニュースの読み解き方などについて学ぶ講座で、来年3月まで全10回開講。初回のこの日は「グローバリズム(地球主義)とナショナリズム」をテーマに開かれた。

 竹内次長は「戦後の世界は自由を重んじるグローバリズムを深める方向で進み、世界経済の指導的思想だった。しかし、昨年から今年にかけての選挙では、秩序を重んじるナショナリズムが台頭。今は歴史の転換点にあるのかもしれない」と指摘。移民問題などが焦点となった米大統領選やオランダ下院選、仏大統領選での「グローバリスト対ナショナリスト」の闘いの構図を解説した。

 また仏大統領選でのエマニュエル・マクロン氏の勝因について、既成政党への不信や同国特有の歴史的背景の影響を指摘した。竹内次長は「グローバリズムとナショナリズムという二つの概念を頭に入れておくと、新聞の論評も読みやすくなる」と語った。質疑応答の時間も設けられ、受講した市民は国ごとの選挙制度の違いなどについて積極的に質問した。

 同センターは桜の聖母短大内の組織で、春の開放講座を85講座開講している。「ニュースの胃薬」は途中参加も可能で、受講料は1万6700円。問い合わせは同センター(電話024・535・2531)へ。