住宅の除染土搬出開始 福島・郡山、住民「ようやく運び出された」

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一般住宅から除染土壌を運び出す作業員=郡山市

 郡山市は15日、市内の一般住宅などに保管されている除染土壌の搬出作業を始めた。

 作業はモデル除染地区や除染土壌を集約する市内の積み込み場周辺の地区などから優先的に進める。年内に約5万2千立方メートルを搬出する計画で、市内の積み込み場に運んだ後、中間貯蔵施設に輸送する。搬出作業の終了時期は未定。

 市によると、民家や店舗、公園などから市による除染で出た土壌は3月末現在で約73万1千立方メートルに上り、民家の庭先に埋設されるなど、保管されている。搬出された除染土壌は公園に整備する「詰め替え場」と呼ばれる中継基地で保管用の袋(フレキシブルコンテナ)に入れられ、順次、積み込み場に運搬される。

 この日は、除染が先行して行われた池ノ台の民家2軒で作業が行われた。民家の自営業男性(66)は「ようやく運び出されたという気持ち。だが、中間貯蔵施設の地権者や周辺住民のことを考えると手放しには喜べず、複雑」と語った。