営農支援、田植え開始 南相馬・小高でアイリスオーヤマ関連会社

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本格的な営農再開に向け、南相馬市小高区で行われた田植え

 生活用品製造卸アイリスオーヤマの関連会社、舞台アグリイノベーション(仙台市)は17日、南相馬市小高区上浦地区で農業法人紅梅夢(こうばいゆめ)ファーム(南相馬市)と連携して田植えを行った。昨年7月に帰還困難区域を除いて避難指示が解除されてから、同区で実証栽培以外に主食用のコメ作付けが行われたのは初めて。同区の本格的な営農再開に向けた第一歩となった。

 田植えは東京電力福島第1原発事故からの復興につなげようと行われ、同地区の所有者から借りた約9ヘクタールの水田に19日までの日程で県オリジナル水稲品種「天のつぶ」を作付けする。生産したコメはアグリ社が全て買い取る。

 収穫量は45~50トンを計画。収穫したコメは放射性物質の検査後、炊飯したパックご飯などにして、秋以降にホームセンターなどで販売する予定。販売状況などにもよるが、将来的には数百ヘクタール規模の作付けを計画している。

 作付けは紅梅夢ファームと農業生産法人舞台ファーム(仙台市)が共同で行う。17日は紅梅夢ファームのスタッフ約10人が田植え機2台で苗を植えた。同ファームの佐藤良一社長は「実証栽培などを経て、今日からが本当のスタート。小高の農地全体で耕作できるようにしたい」と語った。