7年ぶり「鮮やか花壇」 双葉・国道6号沿い、NPOらが植栽

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双葉町で7年ぶりに行われた花壇の植栽作業

 東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域となっている双葉町の国道6号沿いに17日、色鮮やかな花々に彩られた花壇が約7年ぶりに復活した。NPO法人ハッピーロードネットの呼び掛けで、町や町内の復興関連事業に当たる企業が協力、「美しい古里が戻るように」と願いを込めて約2000株のベゴニアを植栽した。

 花壇は同町新山の国道6号双葉厚生病院入り口交差点に2カ所あり、震災前は地元の高校生と同法人などが植栽に取り組んでいた。

 同法人は原発事故から7年目に入り、国道6号を通行する人たちに町の復興が少しずつ進んでいる現状を実感してもらおうと、休止していた花壇の植栽に乗り出した。土を入れ替え、相馬農高の生徒が栽培したベゴニアの鉢花を用意した。

 作業には約40人が参加。西本由美子理事長は「形が見えなければ復興を感じてもらえない。高校生の思いを引き継ぎ、植栽を再開することで『町に戻ってきたい』と思う人が一人でも増えてほしい」と述べた。

 伊沢史朗町長も参加し、帰還困難区域の再生に全力を挙げる考えを強調。「一時帰宅した町民が花壇を見て、心を和ませてくれたらうれしい」と歓迎した。