NPOが「医療施設」開設 いわきに国内初、6月1日から診療

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内覧会で機器について説明する藤田院長

 食品の放射能測定などに取り組む、いわき市のNPO法人「いわき放射能市民測定室たらちね」が同市小名浜花畑町11の3に医療施設「たらちねクリニック」を開設し、6月1日から診療を開始する。21日に内覧会を開いた。同NPOによると、NPO法人が医療施設を開設するのは国内で初めてという。

 診療科目は内科と小児科で、院長に、ひらた中央病院(平田村)などで勤務した藤田操医師(55)が就いた。常勤医は藤田院長1人で、非常勤の医師2人とともに診察に当たる。ホールボディーカウンターと、超音波で甲状腺の状態を確認できる機器を備える。放射性物質などに対して不安を抱く母親や除染作業などに従事する作業員の相談、診察にも応じる。

 クリニックは同NPOの事務所が入居しているビルの3階にあり、隣には同NPOが開設する放射能測定室もある。同NPOの鈴木薫事務局長は(51)は「子どもたちの心と体の健康状態が悪化していると感じている。放射性物質に関する正しい知識を提供しながらアドバイスもしていきたい」と述べた。

 今月は健康相談会を開いている。診療は予約制となり、時間は月~金曜日の午前9時~正午と午後2時~同4時30分。