「空飛ぶ文化遺産」福島県に ダグラスDC-3、復興支援で初

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復興支援で寄航したダグラスDC―3。駐機場のフェンス際には大勢の見物客が訪れた=22日午後、福島空港

 「空飛ぶ文化遺産」ともされる「ダグラスDC―3」が22日、初めて福島空港に到着した。大勢の見学者がデッキで到着を見守り、名機の寄航を歓迎した。

 今回の寄航は、DC―3の現役機約150機のうちスイスの時計メーカー・ブライトリングが保存を支援する「ブライトリングDC―3」(定員14人)が1940年の製造から77年を迎えたことを記念し、3月から展開している世界一周の一環。スイス・ジュネーブを出発後、中東や中国を経由、4月下旬に日本に到着した。震災の復興支援として既に熊本県や神戸市に立ち寄っており、福島空港には今月28日朝まで駐機予定。

 「プロペラ機なのに意外と静かな着陸だった」。到着を見守った、いわき市の運転手男性(46)は顔をほころばせた。須賀川市の男性(74)と孫(8)=須賀川三小3年=は「70年以上も空を飛ぶなんてすごい」と興奮を隠せなかった。

 県内では26日に福島市の大笹生小や須賀川市の小塩江中の児童、生徒を乗せ、福島市や会津若松市方面を飛行する。搭乗予定の生徒(13)=小塩江中2年=は「初めて乗るので楽しみ」と声を弾ませた。

 25日にレセプション

 今回の「ブライトリングDC―3」の本県飛行に合わせ、2020年の東京五輪・パラリンピックのスイスのホストタウンに登録した福島市は、25日に同市で歓迎レセプションを開く。

 また同機は、室屋義秀選手(福島市)が参戦し、千葉県で6月3、4の両日行われる「レッドブル・エアレース・チャンピオンシップ」第3戦の会場にも登場する予定。