国内初の自動飛行ドローン実証試験 18年度、南相馬で国が計画

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 政府は、自動飛行の小型無人機(ドローン)の実用化に向けた実証試験を、福島県南相馬市に来年度開所する災害対応ロボット実証拠点「ロボットテストフィールド」で行う方針を固めた。本県で国内初となる実証試験を行うことで、ドローン実証の重要拠点としての優位性を示す考えだ。

 昨年4月に政府は、離島や山間部、都市部などで段階的にドローンの利活用を進め、2020年代には宅配などで多くの自動飛行ドローンが飛び交う社会を実現する工程表を策定した。近く公表するその改定版に、南相馬市の同拠点で自動飛行ドローンの実証試験を先行的に行うことが明記される見通しとなった。

 現在、ドローンは操縦者が目視できる範囲で飛ばし、空撮や農薬散布に使われるのが一般的だ。自動で遠隔地まで飛ばすには、衝突を避ける技術や運航管理システムを確立する必要がある。政府は、それに伴う規制緩和に向けた実証試験を同拠点で行う方針だ。

 同拠点は、10キロ離れた地点(浪江町)にドローンの発着場があり、自動飛行の実証を行うのに十分な広さがあるなどの点が考慮され、実証試験場に選定されたとみられる。