菌床シイタケ安定供給 全農福島県本部、郡山に実証施設整備へ

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 全農県本部は本年度、菌床シイタケの品質向上や収量増加、新しい放射性物質抑制対策技術の確立などに向けた実証試験施設「菌床しいたけイノベーションセンター」を、福島県郡山市日和田の同本部精米施設跡地に整備する。良質で高収量の菌床シイタケの生産に向けた実証栽培などを行い、年間を通じた安定供給の体制を整える。来年3月に稼働予定。

 同センターは、菌床シイタケの栽培技術の確立を柱とした施設。栽培技術を向上させるなど、ブランド力の強化につなげる。さらに、シイタケを発生させるための菌床を生産し、年間43万個の生産を目指す。

 放射性物質抑制対策の新たな技術の実証試験のほか、高温障害による品質、収量低下を防ぐための簡易空調設備を貸し出すリース事業も実施。新規栽培者の実習を受け入れ、人材の育成も進める。

 同センターは、林野庁の森林・林業再生基盤づくり交付金を活用して整備する。8月ごろ着工、来年1月の完成を予定している。

 シイタケ生産者でつくる全農福島しいたけ生産販売協議会は23日、郡山市で総会を開き、同センターの建設などを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。