先端技術で農業再生、福島県の活用説明 アグリテック・サミット

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パネル討論で先端技術の導入による農業復興への挑戦を紹介する内堀知事(左)

 先端テクノロジーと融合した新しい農業の在り方を探る「アグサム(アグリテック・サミット)」が23日、東京都で始まった。初日のパネル討論で内堀雅雄知事は、震災と原発事故からの農業再生に向け「アグリテックという科学技術の力を借りて挑戦し、世界の皆さんに福島の農産物は『おいしい』と笑顔で食べてもらえるよう努力を続けたい」と語った。

 内堀知事は、科学的な知見に基づいて行われてきた農地除染や放射性セシウムの吸収抑制対策、放射性物質の測定機器の開発など、本県の農業再生の全てに科学技術が生かされていることを説明した。

 その上で、避難地域の農業に遠隔操作が可能なロボットトラクターや除草ロボットなどの導入を進めることで担い手不足を解消し「日本の新しい農業の姿をつくり上げていきたい」と述べた。生産段階で農産物の安全性などを管理するGAP(ギャップ、農業生産工程管理)の第三者認証の取得数日本一を目指す取り組みなども紹介した。

 アグサムは日本の農業改革や日本企業の国際展開などを考えていこうと開催。25日までの3日間、国内外の有識者らによるシンポジウムやワークショップが行われる。