営農と発電を同時に...南相馬・小高で「ソーラーシェアリング」

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ソーラーシェアリング事業で設置された太陽光発電パネル

 発電事業のトーヨーエネルギーファーム(相馬市、岡田吉充社長)は23日までに、南相馬市小高区で、営農と太陽光発電を同時に行う「ソーラーシェアリング事業」を開始した。出力は1万1300キロワットの計画で、約2200世帯分。

 ソーラーシェアリングは日光と風通しを遮らないよう農地から数メートル上に太陽光パネルを設置し、省スペースで営農と発電ができる手法。

 同日までに稼働したのは、小屋木と上根沢両地区の土地18万5000平方メートルの一部区画で、今年中に全工事を終了し、稼働させる。

 営農では日光が遮られるため、同社は日陰でも育つミョウガを栽培し、JAなどを通じて市場に出荷するという。現在稼働させている区画では、秋ごろに苗を植え、来年夏ごろ収穫する予定で、本格的な栽培は来年度から行う。

 社員数人のほか、収穫期には約30人を地元雇用する。同社は「小高区でいち早く営農を再開し、雇用も含めて復興の役に立ちたい。ミョウガの地域ブランド化にも取り組みたい」としている。