「佐藤ギター工房」郡山に開業 福島県産木材の活用模索

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「福島産の楽器で、県内のミュージシャンを後押ししたい」と語る佐藤さん

 福島県郡山市久留米の佐藤亮太さん(58)が自宅に、楽器製作修理の「佐藤ギター工房」を開いた。県産木材を活用した楽器づくりを模索中で、「福島産の楽器で、県内のミュージシャンを後押ししたい」と意気込みを語る。

 佐藤さんは同市出身で、幼いころからギターの演奏に取り組んできた。就職してからも、独自に製作や修理を学んできたが、東日本大震災と福島第1原発事故を機に、「自分の本当にやりたいことで復興の力になりたい」と、同工房の開業を決意した。

 55歳で退職した後、専門学校で腕を磨き、4月にギターとベース全般を取り扱う同工房をオープン。依頼者の要望や演奏のフォーム、手の大きさなどを踏まえた、弾き手に寄り添う楽器製作をモットーに取り組んでいる。今後、塗装に会津塗を取り入れる構想もあり、本県産の楽器をPRしていきたい考えだ。

 佐藤さんは「県内の若手ミュージシャンに、福島出身の誇りを持って音楽に打ち込んでもらいたい」と、仕事への思いを話した。