「空き蔵」活用しテナント施設整備 会津若松・七日町通り

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改修工事が進む「七日町パティオ」の外観

 会津若松市の七日町通りまちなみ協議会(渋川恵男(ともお)会長)は、明治時代に建てられた4棟の空き蔵群を活用したテナント施設「七日町パティオ」の整備を七日町通りで進めている。6店舗のテナントを募集し、レトロ調の街並みが観光客の人気を集める七日町通りの拠点施設として、にぎわいを生む考え。

 活用するのは、江戸時代から日用雑貨の卸や小売りを手掛けていた旧家芳賀家の空き蔵。経済産業省の補助を受けて改修が進んでおり、歴史的な風情を残す梁や柱、外観などはそのまま生かし、新たに窓を設けるなど採光に配慮しながら蔵のイメージを一新する明るい空間を生み出す。七日町通りから奥に伸びるモールのような空間に、池や屋根付きイベントスペースなどが整備されている。

 テナントは6店舗で、中階段で1階と2階を利用できる店舗が2店舗。将来的には中庭とイタリアンレストランの庭を一体化させ、広場とする考え。

 経産省の補助は3分の2で、改修費用はテナントからの家賃収入などを充当する計画。テナントは既に1店舗が契約済みで、順次オープンする予定。

 渋川会長は七日町パティオを通りの活性化のほか、Iターン、Uターンの促進、2地域居住の勧誘活動、インバウンド(訪日外国人誘客)などにつなげる考えで、「地方創生のモデルとなる取り組みだと思う。七日町通りの刺激となり、全体のレベルアップにもつながればいい」と期待する。設計を手掛けた桃李社都市・建築設計事務所の秋月直道さん(67)は「素材を生かした設計を心掛けた」と話した。