警察官装う被害高額に...「カード詐取」注意を 福島県内で増加

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 警察官を装った男に金融機関のキャッシュカードをだまし取られ、現金を引き出される被害が増加していることが25日、県警への取材で分かった。

 被害者は相手が警察官と信じてカードを手渡すため、詐欺に遭ったと気付くのが遅れ、被害が高額になる恐れがあるため、県警は、手口が多くの県民に知られているオレオレ詐欺や架空請求と比べ、カードをだまし取る手口の周知が進んでいないとみて、警察がカードを渡すよう求めることはないと注意呼び掛けを強めるとともに、摘発に向け捜査を進める。

 県警によると、警察官を装いカードをだまし取られる被害は、昨年はゼロだったが、今年に入って郡山市で2件と福島市で1件の計3件の被害があった。

 郡山市で5月にあった被害では、警察官を名乗る男の「カードからお金が引き落とされている。カードの停止措置をする。警察官がキャッシュカードを受け取りに行く」との電話を信じた70~80代の男女が家を訪れた男にカードをだまし取られた。暗証番号も教えたため口座から計約250万円が引き出されたという。

 県警によると、県内で発生した「なりすまし詐欺」の被害は4月末で、前年同期比9件減の29件、同5986万円減の5860万円だった。