「警察官」志願者が年々減少 福島県警、人材確保に試行錯誤

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 県警の採用試験の申込者数が年々減少している。過去10年間でみると、2010(平成22)年の1671人をピークに、現在は半減。優秀な人材の確保は「安全と安心を守る砦」である県警にとって重要課題で、ワーク・ライフ・バランスの重視をPRするなど試行錯誤が続いている。

 昨年の受験申込者数は728人で、10年と比べ約56%減少。県警は民間企業の採用が拡大したことが主な要因と分析している。

 採用説明会で県警の担当者は「県警は人物重視。まず1次試験を通過してもらい、1次試験の結果を加味しない2次試験の面接を突破してほしい」と説明、学生に採用試験のポイントを的確に伝えるなど、積極的に学生にアプローチしている。

 また、松本裕之本部長は1月、「ワークライフバランス本気宣言」を出し、仕事と私生活の両立に幹部らが率先して取り組むよう指示した。魅力ある職場づくりをアピールし、受験者数の拡大につなげようとの考えだ。

 県警は今月から、来年度採用の警察官と事務職員の募集を始めた。県警本部警務課の大高新一調査官は「少しでも多くの人に興味を持ってもらいたい。情熱と意欲がある優秀な人材を確保していきたい」と話す。