吉野復興相就任1カ月インタビュー 「現場で被災者の思い聞く」

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「現場で被災者や支援団体の意見を聞く」と語る吉野復興相

 吉野正芳復興相(衆院福島5区)は25日、就任1カ月を前に福島民友新聞社など報道機関の合同インタビューに応じ、復興庁と被災地との信頼回復や課題把握に向け「視察の現場で被災者や支援団体の思いを伺うことが大事だ」との考えを示した。

 ―就任から1カ月、一度損なわれた信頼の回復はどこまで進んだか。
 「信頼がなければ復興はできない。できるだけ被災地に足を運び、最後の一人まで責任を持つ覚悟で信頼を得たい。課題の把握には、被災された皆さん、被災者を支援されている方々の思いを現場で伺うことも重要。視察の際には災害公営住宅や仮設住宅に赴きたい」

 ―福島復興再生特別措置法が公布された。帰還困難区域に設置する復興拠点の整備をどう進めるか。
 「復興拠点の認定基準を定める基本方針を夏までに改定する。市町村は基本方針に基づき整備計画を策定するが、その時期はさまざまだろう。できる限り早期に整備が行われるよう、計画の策定段階から復興庁が市町村に必要な支援を行いたい。新しい町をつくるのだから道路などのインフラ整備が必要だろう」

 ―原発事故の被災地域への帰還について、避難先でもう少し待って考えたい人への支援を充実すべきでは。
 「直近の住民意向調査では帰還について判断できないという人は、市町村によって異なるが1~3割いる。自分の病気や子どもの教育など、それぞれさまざまな理由があると思う。避難の長期化に伴う見守りや生活支援のニーズに目配りをしっかりと行う。被災者の相談に応じる機関の充実、強化を図りたい」