「災害の教訓忘れずに」 映画「Life」、福島でトークイベント

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映画について語る笠井監督(左)と上野さん

 福島市のフォーラム福島で27日、東日本大震災の津波で流された家族を捜し続けた南相馬市の男性の姿を追ったドキュメンタリー映画「Life(ライフ)」の上映が始まった。

 上映後に笠井千晶監督と映画の主人公の上野敬幸さんによるトークイベントが行われ、約120人が映画に込められた思いに聞き入った。

 震災直後、消防団員だった上野さんは両親と子ども2人を津波で流され、必死に捜索する中で福島第1原発が水素爆発した。

 上野さんは「震災後の福島のイメージは原発事故の印象が強いが、津波の被害にも目を向けてほしい」と訴えた。 その上で上野さんは、「今ある命や日常の幸せを大切にしながら、震災で命が失われたことをさまざまな自然災害への教訓にしてほしい」と呼び掛けた。

 笠井監督は映画のタイトルである「Life」は亡くなった人の命と、それによって生かされる今生きている人の命の意味も込めたと語った。

 同館での上映は6月2日まで