相談増加...「LINE」で詐欺 知人装う、警戒心緩んだスキ突く

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 「LINE上ではいつでも、誰でも侵入してくる可能性がある」。携帯電話の無料通信アプリLINE(ライン)を使用し、知人になりすまして電子マネーをだまし取る手口の詐欺について、県警が警戒を呼び掛けている。県警に寄せられる相談件数は増えており、「新年度となり、新たな出会いで知人が増える時期。リスクも高い」としている。

 今年1~5月の相談件数は26件(前年同期比で25件増)。昨年1年間の相談件数を10件上回った。今年に入って被害が確認されたのは数件で被害額は約50万円。被害のきっかけはLINEの認証コードを何らかの方法で取得して"知人"になりすました人物から届いた「トーク」と呼ばれるメッセージだった。

 県警によると、メッセージの趣旨はこうだ。「プリペイドカードを購入し、写真でカードのIDを撮ってLINEで送って。お金は返すよ」。被害者は"知人"を装った人物からの依頼を信用し、コンビニエンスストアで数枚のプリペイドカードを購入。カードに書かれたIDをLINEを通して写真で送り、約30万円をだまし取られた。

 県警サイバー犯罪対策室の斎藤光次室長は「友達登録などしている初対面でない人からメッセージが来る。警戒心が緩んだところを突いてくる詐欺」と指摘する。

 予防方法は二つ。まずはLINEを乗っ取られないようにするため、LINEの認証コードを聞かれても安易に教えないこと。そして、プリペイドカードの購入依頼などが来た場合は、依頼してきた本人にLINE以外の方法で確認すること。捜査関係者によると、海外から犯行を企てている可能性が高いという。