農家と消費者橋渡し ネットで資金調達、西会津・めごい菜農園

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「新しい農業の仕組みを築きたい」と意気込む渡部さん(右)と石島さん

 生産者と消費者が相互に支え合う「CSA(地域支援型農業)」の取り組みが全国的に広まる中、西会津町のめごい菜農園を経営する渡部佳菜子さん(26)が、農家の所得向上やファンづくりなどを狙いにCSAに挑む。インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」を活用、事業の実現を目指している。

 同農園が野菜のネット通販や定期配達、農業体験などのイベントの企画を手掛け、意欲のある町内の高齢農家らとCSAの賛同者や一般消費者の橋渡し役を担う。将来的には農園の法人化も検討している。

 野菜の注文ができるウェブページの制作や農業体験を受け入れる環境の整備などで約300万円の予算を見込んでいる。このため渡部さんは事業コンサルタントを務める友人の石島来太さん(26)と一緒に、日本最大規模のクラウドファンディングのサイト「キャンプファイヤー」で200万円の資金調達を計画した。

 29日までに目標を達成すれば、資金を活用でき、出資者には返礼品として新鮮野菜やCSAグループ加入などの特典がある。

 渡部さんは西会津町出身の「農業女子」。県農業短期大学校を卒業後、地元で就農する時に震災に遭い、県産農作物の魅力や安全性をアピールする活動にも力を注いできた。

多忙な生活を送る中、石島さんの後押しを受けて農業の課題を改善するための事業を考案した。2人は「若者が中心となって町を盛り上げなければならない」と意気込んでいる。

 希望者は同サイト(https://camp‐fire.jp/projects/view/29463)から申し込む。