移動式・商用水素ステーション、アポロガスが福島県内初整備へ

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県内で稼働するものと同型の移動式水素ステーション

 アポロガス(福島市)は水素を燃料とする燃料電池自動車(FCV)向けに県内初の移動式・商用水素ステーションを整備する。2018年3月から郡山、福島の両市で供給事業を進めていく計画。県内では郡山市に公用車向けに簡易型の水素ステーションが整備されているが、民間での需要はほとんどなく、同社は供給量の大きい商用の水素ステーションを整備することで、FCVの普及を後押ししたい考え。

 移動式ステーションは専用のトラックから水素燃料を供給する。同社は、郡山市で製造した水素燃料を専用のトラックのタンクに詰め、同市と福島市に設ける供給拠点まで運び販売する。事業を始めるに当たり、県と次世代自動車振興センターの補助金を活用する。

 同社は昨年6月、水素供給利用技術協会に加入し、事業化に向けた準備を進めてきた。来月にも水素供給事業を行う新会社「ふくしまハイドロサプライ」(仮称)を設立し、関連企業と連携しながら県内で製造された水素の利用促進、人材育成などを行う計画だ。

 政府は東京電力福島第1原発事故で被災した本県を水素の一大生産地とする「福島新エネ社会構想」を決定している。