室屋選手2連覇  強い精神力でノーミス、エアレース千葉大会

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優勝を喜ぶ室屋選手(前列左から3人目)ら(Balazs Gardi/レッドブル・コンテンツ・プール)

 レース専用飛行機の国際大会、レッドブル・エアレース・チャンピオンシップの第3戦千葉大会は4日、千葉市の幕張海浜公園で決勝ラウンドが行われ、ただ一人の日本人パイロット室屋義秀(44)=福島市=が大会2連覇を達成した。第2戦の米サンディエゴ大会に続く自身初の連勝となり、計8戦で争う年間総合順位で初めて1位に立った。

 室屋は、14人が出場した決勝ラウンドで1対1の対戦を勝ち上がった。昨季の総合王者マティアス・ドルダラー(46)=ドイツ=ら4人で争った最終レースで3番目となる55秒288を記録したが、上位2人に罰則によるタイムが加算され、ノーミスで飛行した室屋がトップとなった。

 室屋はレース後の会見で「9万人のファンが追い風となった。チーム、家族、スポンサーにも感謝したい」と満面の笑みを浮かべた。

 第4戦は7月1、2の両日、ハンガリーのブダペストで行われる。 室屋は福島市のふくしまスカイパークを拠点に活動、第26回みんゆう県民大賞のスポーツ賞を受賞している。

◆みんなの力後押し 室屋選手、サポートに感謝

 千葉市の幕張海浜公園で3、4日の2日間で行われたレッドブル・エアレース・チャンピオンシップ千葉大会で、見事優勝した室屋義秀選手は、レース後の記者会見で「今日の優勝は自分だけの力ではない」と大会連覇を支えたファンや家族、チームをたたえた。

 左手に持ったトロフィーを突き上げ、晴れ晴れしい表情で記者会見場に入った室屋選手。最初に語ったのは多くの人々のサポートへの感謝だった。

 昨年、自身初の優勝を飾った地元開催の大会。期間中は、延べ9万人の観客が熱戦を見守った。

 3日の予選で4位と好位置につけたが、4日の決勝ラウンドでは一転、厳しいレースが続いた。何とかつかみ取った優勝に、「ラッキーな部分もある。たくさんの応援の旗が振られたおかげかな」と、多くのファンの応援が力となったことを勝因に挙げた。

 目標とする総合優勝への質問に室屋選手は「まだ5戦も残っている」と表情を引き締めた。「小さなことの積み重ねの毎日が今日につながる。成果が出ても出なくてもチームがサポートしてくれる。自分はいいレースを続けていく」と、視線は既に次戦ハンガリーを見据えている。