福島県知事「経済、友好で意義」 タイと医療機器で覚書

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覚書を手に笑顔を見せるパス局長と内堀知事(右)

 福島県とタイは5日、東京都のホテルで医療機器産業の集積や人材育成に取り組む相互交流の覚書を結んだ。これにより、医療機器市場が急成長しているタイを拠点とした東南アジア諸国連合(ASEAN)地域への販路拡大が期待される。タイと日本の自治体の医療機器関係での覚書締結は初。

 締結式では、内堀雅雄知事とタイのパス・ロハジュン工業省産業振興局長が覚書に署名、今後の相互発展を誓った。タイのソムキット・チャトゥシーピタック副首相が立ち会った。

 記者会見で内堀知事は「医療機器産業が伸びているタイと県が交流することは経済的にも両国の友好でも意義深い」と語った。パス局長は「人材交流は研究分野でも進めたい。(タイの)バイオ分野の製品を福島のセンターで試験したい」と期待感を示した。

 具体的な交流は、県とタイで開かれる医療機器関連の展示会への相互出展から始まる見通し。9月にタイで開かれるASEAN最大級の展示会に本県企業7社が出展することも決まった。タイは自国に医療機器の認証・検査拠点がないため、本県との交流はタイ側にとってもメリットがある。

 この日は、ふくしま医療機器開発支援センター(郡山市)を運営するふくしま医療機器産業推進機構とタイ科学技術開発庁との覚書締結も行われた。