安藤ハザマ、水増し請求か いわきなど除染事業・作業員宿泊経費

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 建設会社の安藤ハザマ(東京)は7日、東京電力福島第1原発事故の除染事業における作業員の宿泊経費について、領収書を改ざんするなどして自治体に水増し請求をしていた可能性があるとして、社内調査を始めたと明らかにした。不正に受給した金額は8000万円以上との報道があり、同社は早ければ来週にも調査結果の一部を公表するとしている。

 除染事業は国や自治体が発注。元請け会社は、下請け会社の作業員らの宿泊費などを一時的に肩代わりし、事業の終了後に領収書を示して精算することが一般的という。調査は外部有識者を交え、これまでに受注した全ての除染事業を対象に、不正がなかったか調べる方針としている。

 請求があったとされるいわき市と田村市は取材に、安藤ハザマが提出した領収書などの確認を開始したと説明。田村市には7日、同社東北支店の幹部が訪れて謝罪したが、不正については「内部調査中」として詳しい説明はなかったという。同市の担当者は「不正が事実であれば、刑事告訴も視野に厳しい対応を取る」と話した。

 安藤ハザマの野村俊明社長は7日、伊藤忠彦環境副大臣に面会し「報道で初めて知り、驚いている。お騒がせして申し訳ありません」と陳謝。伊藤氏は「事実であれば誠に遺憾」と述べ、環境省としても調査する考えを示した。