『畜産の村』7年ぶり復活へ 飯舘で「水田放牧」実証試験開始

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営農再開に向け、7年ぶりに水田に放牧された牛=7日午後、飯舘村

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が一部地域を除いて解除された飯舘村で7日、営農再開に向けた「水田放牧」の実証試験が始まった。除染後に牧草をまいた水田に約2カ月間放牧し、放射性物質の影響がないかなどを調べる。村内で放牧が行われるのは7年ぶりで、「畜産の村」復活に向けた一歩を踏み出す。

 牛を放牧したのは、福島市に避難している山田猛史さん(68)と三男豊さん(34)の親子。この日は福島市飯野町の牛舎から雌牛6頭を運び、約2ヘクタールの水田に放牧した。猛史さんは「やっと始まったという気持ち。周りが牧草だらけで、牛も最高だろう」と目を細めた。

 実証試験が無事終われば、来年以降は放牧する牛の頭数を増やす予定だ。