今の古里・飯舘にビックリ! 仮設校舎児童が仮想現実『体感』

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タブレット端末のゴーグルで古里の様子を楽しむ児童

 東京電力福島第1原発事故により川俣町の仮設校舎で学ぶ飯舘村の草野、飯樋、臼石の3小学校は8日、タブレット端末を使った仮想現実(VR)の体験授業を仮設校舎で行い、子どもたちが画面に現れた現在の古里の様子に見入った。

 総合的な学習の時間の一環で行い、広告大手の電通が協力した。村は一部地域を除き避難指示が解除されたものの、村内で学校が再開されていないなど村に入る機会が少ない児童に、情報通信技術(ICT)を活用して古里を身近に感じることで、村を愛する気持ちを育てたり、村民としての自覚を持ってもらおうと企画した。

 授業で使われたのはタブレット端末を使ったゴーグルで、3校の児童約50人が参加した。ゴーグルを着けると、顔を向けた方向によって景色が変わる仕組み。児童は、画面から見える自然豊かな風景や街並みに驚きの声を上げた。

 臼石小6年の川井泰智君(12)は「最新技術の性能に驚いた。震災前には緑が広がっていた田畑が、荒れているのを見て村の現状が分かった」と話した。