安藤ハザマ、水増し計8000万円 東北支店社員が領収書改ざん指示

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 建設会社の安藤ハザマ(東京)が受注したいわき、田村両市の除染を巡り、作業員の宿泊費を水増ししたとされる疑惑で、同社は9日、東北支店の男性社員(49)が1次下請け会社(千葉市)に領収書の改ざんを指示、約8000万円分を水増ししていたと発表した。

 安藤ハザマによると、両市から受注した除染の宿泊費は実費精算ではなく、一定の単価(3500円前後)に作業員の延べ人数を掛けた推計額を市側から受け取る契約だった。水増し分は契約額の範囲内だったため「不正に宿泊経費を受給したかは現段階で断定できない」としている。同社は内部調査を進め、来週にも詳しい実態を報告する。

 改ざんの具体的な手口は、東北支店の工務担当社員が千葉市の1次下請け会社に電子メールで指示した。いわき市の場合は、宿泊費1人1泊5000円の単価を7500円、宿泊人数を1万1000人から1万5000人に変更、約5300万円を水増し。田村市では5000円の宿泊費を5500円、5600人の宿泊人数を1万人に修正、約2700万円を水増しした。