「ダリ祭」開催へ 19年に開館20周年、北塩原・諸橋近代美術館

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ダリの代表作「テトゥアンの大会戦」

 芸術家サルバドール・ダリの作品収集で知られる諸橋近代美術館(北塩原村)は、開館20周年を迎える2019年に周辺施設とともに「ダリ祭(さい)(仮)」を開催する。19年春の特別記念展では、同館が所蔵するダリの大作「テトゥアンの大会戦」の展示部屋を新たに開設する予定。

 同館によると、1962年に制作された「テトゥアンの大会戦」は縦3メートル、横4メートルの巨大な絵画。故国スペインの歴史的な戦いをモチーフに、自身の芸術家人生を重ね合わせたダリの代表作とされ、同館の目玉となっている作品。現在は常設展示室に飾られている。

 19年に向けて展示室の照明や設備、壁の色などを改装し、「テトゥアンの大会戦」のみの展示部屋「テトゥアンズルーム(仮)」の開設を検討している。映像やコンピューターグラフィックス(CG)を駆使した解説ガイドを楽しむ空間を別の場所に設け、展示部屋では鑑賞者がじっくり作品に向き合える空間をつくり上げる。

 9日、福島民友新聞社を訪れた諸橋英二理事長・館長は「当館に来れば『テトゥアン』を鑑賞できることをしっかりと打ち出し、ダリの美術館としてのシンボル的な部屋にしたい」と語った。