飯舘村が中学生に「予算書」配布 事業内容や財源分かりやすく

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中学生に村の予算について解説する菅野村長(右)

 飯舘村は9日、東京電力福島第1原発事故の影響で福島市飯野町の仮設校舎に通う飯舘中の生徒に、村の本年度一般会計当初予算を分かりやすくまとめた「までいな"みんなの"予算書」を配布した。菅野典雄村長が予算書を手に仮設校舎で事業や財源などについて説明、全校生約60人が復興の進む村の現状に理解を深めた。

 事業費が千円単位で書かれているなど、行政の予算書は分かりにくいとの指摘がある。村は、村民に伝わるようにと事業内容と予算額、財源について写真とイラストも使い説明する「"みんなの"予算書」を発行、全戸配布している。中学生にも、一部地域を除き避難指示が解除された村が本年度取り組む事業を知り、村政運営に関心を持ってもらおうと初めて配布した。

 菅野村長は約30分にわたって説明。生徒が通学で利用するスクールバスや、帰村した世帯の引っ越し費用の一部を補助する「おかえりなさい補助金」などの財源について話した。来春、村内で再開予定の学校についても触れ、「復興に向けて歩んでいる」と村の近況を語った。生徒からは、村が作成する村の記録誌などについて質問があった。