「小高の騎馬武者行列」再開へ 相馬野馬追、旧避難区域内で初

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 相双地方で7月29~31日に繰り広げられる伝統行事「相馬野馬追」の主要行事の一つで、7年ぶりの再開方針が固まっていた南相馬市小高区の騎馬武者行列について、相馬野馬追執行委員会は10日、同市で会合を開き、同市小高区での行列再開を正式決定した。

 初日の29日に相馬小高神社(同市小高区)から雲雀ケ原祭場地(同市原町区)を目指す「宵乗行列」、30日の本祭り終了後に帰還する「帰り馬行列」を行う。

 同執行委員長の桜井勝延市長は「厳しい状況の中で、小高からの出陣を決めてくれたことに心から感謝する。多くの住民がその姿に勇気づけられる」と話した。

 東京電力福島第1原発事故以降、同市小高区では2012(平成24)年、馬を捕らえて奉納する神事「野馬懸(のまかけ)」が再開されたが、騎馬武者行列は除染が完了していないことや、避難で馬や人員の確保が難しかったため、見送られていた。旧避難区域内での行列再開は初めて。

 この日の会合では、総大将に決まっている相馬家第33代当主相馬和胤(かずたね)氏の長男行胤(みちたね)氏のほか、軍司は中島三喜中ノ郷騎馬会長が務めることを決めた。