喜多方製チタン瓦お披露目 東京の浅草寺・五重塔屋根ふき替え

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カナメ喜多方工場製のチタン瓦を採用した五重塔の屋根(下)

 東京都台東区の浅草寺・五重塔で、喜多方市のカナメ喜多方工場(本社・宇都宮市)製のチタン瓦を使った屋根のふき替え工事が完了し13日、報道陣に公開された。

 同社などによると、チタン瓦は軽く、さびないのが特長で、土瓦と比較して建物に掛かる負担が軽減され耐震性が向上、他の金属製の屋根よりも耐久性が高く、メンテナンスに掛かる費用が軽減されるという。

 同寺では2007(平成19)年に宝蔵門、10年に本堂の屋根が土瓦から同工場製のチタン瓦にふき替えられた。

 五重塔にはこれまでアルミ製の瓦が使われていたが、今回は厚さ0.3ミリ、重さ約90グラムのチタン瓦が約5万7千枚使われた。同社に所属する会津地方出身の板金職人9人が約1年かけて施工した。

 工事に際しては、見た目を「いぶし瓦」に近付けるため、微妙に濃淡の違う3種類のチタンを組み合わせるなど、美しさも追求した。

 同社ルーフシステム事業部の安藤修一取締役工場長は「福島からこれだけのものを発信できたことが感慨深く、うれしい」と話した。