新島八重直筆の「句碑」除幕 命日に会津若松の大龍寺

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除幕式で句碑を披露する室井市長(左)と岩沢さん

 大河ドラマ「八重の桜」の主人公新島(山本)八重の先祖の墓がある会津若松市慶山の大龍寺が、境内に八重直筆の和歌を刻んだ句碑を建立した。14日に句碑がある山本家の墓所で除幕式を行った。

 句碑は、来年の戊辰戦争150年を前に、八重の会津や先祖に対する思いを形に残そうと建立された。八重の命日に合わせて除幕が行われた。

 句碑に記された和歌は「たらちねの御墓(みはか)のあとをとふことも今日をかぎりとなくほとゝぎす」。八重が亡くなる2年前に詠まれた可能性が高く、会津史学会の岩沢信千代さんは「夫襄と結婚しクリスチャンとなった八重は、先祖と同じ墓には入れない。墓を訪れるのは最後という晩年の八重の切実な思いが強く感じられる和歌だと思う」と説明した。直筆の和歌は現在、徳富蘇峰記念館(神奈川県)に所蔵されている。

 除幕式には室井照平市長らも参加した。大龍寺の増子宮子さんは「切ない思いが詰まった八重の句に浸ってほしい」と語った。